広瀬隆雄氏コメント(4月28日じっちゃままとめ)
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バイデン大統領がアメリカの家族計画と題された政策プログラムを発表する。→すべての3歳から4歳児に幼児教育プログラムを無料で提供、2年間のコミュニティカレッジを無料で提供、育児休暇や病欠を有給とする等。→この予算を作るために最高税率を37%から39.6%に引き上げる。→株式市場には良くないニュース。
増税の影響は人口の0.3%だが、経済的な影響は大きい。
TSLAもMSFTもPINSも決算は良かった。しかし株価は売られている。→投資家は景気がピークをつけると次に何が起こるかを考え、今は好決算だが、次はよくないかもしれないと心配している。
新型コロナワクチンの接種が進み、経済再開で街に出てお金を使っている。→今までは家に居て、行き場を失ったお金が投機に向かっていて株が賑わっていたが、それがリアルエコノミーに流れていってしまった。
足元の景気が強く、金利も低いのに株が上がらないことに皆いら立っている。→心配いらない。
MSFT等は決算が良いのに下がっているので、買い場を提供しているともいえる。
いずれ景気は少しスローダウンする。→株式市場にお金が戻ってきて好決算銘柄の見直し買いが入ると思う。
今日はFOMCの2日目だが、テーパリング等は匂わせないと思う。
アメリカのインフレ率は足元2.6%まできている。→FRBが議会から求められている2%を超えている。→去年秋にFRBは金利政策の枠組を緩め、少しインフレが2%を超えても、ある期間で均して2%なら良しとする新方針を打ち出した。→今はこのあと初めて2%を超えてきた状態。→今FRBがあたふたして金融引き締めやテーパリングを言うと、新方針を朝令暮改で変える軟弱モノとマーケットから見なされてしまう。→今は頑として動かさないと思う。
まだ失業率6%、コロナ前は3.5%まで下がった。→まだ経済にたるみがあるとも言える。→その少しのたるみがデフレ圧力をもたらす。→十分に経済をオーバーヒート気味に持っていき、たるみがすべてなくなった所でテーパリングというのが正しい処方だと思う。→今はまだ引き締めは早い、その時期ではないと思う。
仮想通貨はペケ。COINのIPOの期待で買われてきた側面がある。→IPOしてもCOINは鳴かず飛ばず。
今チャラチャラした投資対象は全滅している。→ロビンフッド銘柄、SPAC、EV、仮想通貨全部ダメ。→新型コロナで在宅しなければならなかった時は行き場を失ったお金が投機に向かっていたがそれは終わった。→仮想通貨は一番少額で若者のトレーディングマネーが入っていたので苦しい。
今年の相場難しいので、自信がないならVTIの方がいい。→じっちゃまも指数をアウトパフォームする自信がないと思っている。
ゴールドはいいと思う。→足元のインフレは2.6%にきているのでインフレオーバーシュート気味。→リスクリワード的には石油やゴールド等は面白いと思う。